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広告代理店の見分け方

更新日:2023年12月31日

広告代理店とは、企業や団体のニーズに合わせて最適な広告プランを提案し、実行することができる専門的な企業のことです。

広告には多様な種類があり、それぞれに異なる媒体特性や価格、デザインや内容、タイミングなどの調整が必要です。

広告代理店は、これらの業務を専門的に行い、クライアントのニーズに合わせて最適な広告プランを提案し、実行します。

しかし、「儲けたい」「集客したい」「宣伝して欲しい」といった具体的な目的を持っている場合には、広告代理店の能力が大きく左右することになります。

例えば、同じリーフレットを作成するのであっても、どこに設置するか、ターゲットはだれか?などの制作後の展開を想定して内容を考えないと効果が弱くなります。


広告と宣伝は、ビジネスの成長に不可欠な要素です。

広告は製品やサービスを広く告げることで知名度を高め、宣伝はその知名度を集客や購買に繋げるための手段です。

しかし、悪質な広告代理店は成果物を作成し、決まった料金をもらうスキームを重視し宣伝をないがしろにし、大切な広告費を浪費してしまいます。そのつもりが無いという体であっても、彼らにとっては、広告費が確保できればそれで十分であり、その広告が実際に成果を生むかどうかは二の次です。


しかし、顧客にとっては、効果こそがビジネスにおける重要な要素です。


良質な広告代理店は、戦略的なマーケティングプランを提供し、顧客のニーズに合わせたカスタマイズされたキャンペーンを作成し「クライアントを儲けさせる気持ちを強く持ち」

顧客のニーズや要望をしっかりと把握し、それを踏まえた上で、的確なターゲティングやコンテンツ制作を行うことができるため、顧客とともにビジネスを成長させるパートナーとなりうるのです。


問題なのは、顧客が良質な広告代理店を排除してきたという経緯です。

宣伝は難しいし、手間がかかります。コアコンピタンスの把握、事業ドメイン、AIDMA,AIDAなどのモデル明確化、SWOT分析、KPI,KGI設定、カスタマージャーニーマップなどのフレームワーク、ターゲット分析、各種設計の上、定義が必要になってきます。

これらをしっかりやるのが大手広告代理店ですが、全てやるのが正しいとも言えません。考える時間、分析する時間分コストが顧客負担になってしまうからです。

広告代理店からすれば、そのコストバランスを考えるのが難しいので、「次もお願いするので安くしてください。」という言葉が魔法の言葉だったりします。

ズレましたが、効果を出そうとすると考察が必要になるのに、顧客から安く、安く。と言われれば、考えるのを辞めてしまう。こなすしかなくなる。

安かろう悪かろうは顧客のニーズでもあるという滑稽な状態です。

電通や博報堂さんのようなメジャー広告代理店が高額である理由のひとつに考える部分にかける割合が一般の広告代理店とは大きく異なるという事実があります。

提案をもらうだけでもお金がかかる場合があります。


また、たまにあるのが専門家でない顧客が専門家である広告代理店に具体的に指示を出しすぎるパターンです。

時代は凄いスピードで変化しているので、日頃から勉強しない、考えない、ルーティンワーク的なあまり考えない広告代理店に具体的指示を出す必要がありますが、考える広告代理店にこれをやるとマイナスでしかありません。

「さすがですね!それは思いつきませんでした!我々プロよりプロのようなご指摘ありがとうございます!」と言われる代わりに、プロのノウハウが使われなくなるという事を覚悟して頂く必要があります・・・それで結果が悪くても文句言わないでね。というのが本音だったります・・・こうした事も顧客の為にと真剣にやってきた広告代理店が排除されてきた滑稽な流れの一部にあります。


ただ「広告してくれればいい」というような単純な依頼であれば、どの代理店でも対応できます。


見分け方として一番大切なのが、

「ご用命頂いたお客様は必ず儲けさせる」意志を感じられるかどうか。

しかし、これだけでは気持ちの問題で効果には直結しませんが大前提として不可欠です。


次に、「どうしたら集客できるでしょうか?」と投げかけた際に

「今の状況にあったプランを提案」できるかどうか?この2点で見分けられるかと思います。

この「今の状況にあった」が重要なポイントで、これを導くにはヒアリングや現状分析が必要で、かつ幅広い提案力が必要です。

なので、正しく提案するには時間がかかるという事でもあり、即答してくる場合、媒体を売り込もうとしている危険なサインとも言えます。

とは言っても広告代理店にはそれぞれ得意領域があるので、その得意領域内であれば大きくハズレない、という簡易分析もできます。

見分け方といっても、ここまでで記載できたのはほんの一部で、なかなか壮大なテーマです・・・また、折を見て。


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